パピートレーニングから
成犬の問題行動カウンセリングまで
 
ボブ・ベイリー 〔オペラント条件付けに関するセミナー〕
2008年3月29日・30日にD.I.N.G.O主催 ボブ・ベイリー氏のセミナーに参加してきました。

ボブ・ベイリー氏は、B.F.スキナー直伝の生物学者/化学者/動物トレーナーで、1950年からアメリカで
クリッカーを使いオペラント条件付けを主とした科学的トレーニングを行ってきた。
戦時中は軍用目的の動物トレーニングに携わり、その後あらゆる動物の商用トレーニングを行う。
また1996年からドッグトレーナーの世界では有名な、犬のトレーニングのための「チキントレーニング
キャンプ」を始める。
※「チキントレーニングキャンプ」とは、ニワトリを用いてクリッカートレーニングを行うキャンプ。

会場となったT's横浜パシフィック

〔オペラント条件付けの歴史と実績〕 〔トレーニングの基礎〕






オペラント条件付けの歴史について
科学的心理学の始まりとスキナーおよびオペラント条件付けまでの流れ
オペラント条件付けを使った商業動物のトレーニング
古典的条件付けとオペラント条件付けについて
ヨーロッパの犬の最先端トレーニングの紹介
 



トレーニングの進め方について
トレーニングと科学
クリッカートレーニングについて
オペラント条件付けの原則
トレーナーに必要な明確な強化の基準やトレーニング期間について

このセミナーは“オペラント条件付け”についてが中心だったので、学習理論が苦手な私としては2日間慣れない頭を使ってとても
疲れました・・・(^_^;)
とは言え、今回のように理論を中心にしたセミナーはあまりないので改めて学べてとてもありがたかったです。

1日目、2日目とも写真やビデオがたくさん使われていたんですが、1900年代初頭の映像やベイリー先生が若いころ行っていたトレーニングの様子など貴重なものを見せてもらいました。
また先生がB.F.スキナー氏と親交が深かったとため、学習理論やトレーニングの専門書等でよく聞く“スキナーボックス”の実際の写真を見ることもできました。(スキナーボックスは想像していたものとだいぶ違う感じでした。)
※B.F.スキナー:20世紀において最も影響力の大きかった心理学者で、行動分析学の創始者。パブロフの条件反射をレスポンデント条件付けとし、ソーンダイクの試行錯誤学習をオペラント条件付けとして最低式化した。

【ベイリー先生のトレーニング哲学】

今回のセミナーは、「ベイリー先生のトレーニング哲学の講義」と言っても良いようなものでした。
そのトレーニング哲学の中で、印象に残ったフレーズを紹介します。

動物は“学習マシーン”であり、その動物に学習させられないのは人間(トレーナー)の問題である!
トレーニングには感情・気持ちを入れずに結果だけを考える!
トレーニングは機械的なスキルである!
オペラント条件付けの応用が動物の行動を変化させるのに最も効果がある!
犬をトレーニングするのは簡単。自分の行動を変えるのが一番難しい!
“Change your behavior!!”

【トレーニングで大切なこと】
「何を望んでいるのか?」を明確にしてからトレーニングに取り組む
しっかり観察をする(犬の行動、オーナーの行動を観察し現状を把握する)
データを集める
結果から学ぶ→3回行って成果が出なければ、今やっていることは止める。
ビデオでトレーニングを記録する “Don't trust your memory!”
トレーニングに対するモチベーションを与える(犬にも飼い主にも)
 
誰も動物の行動も他人の行動も変えることはできない。行動を変えることができるのは自分(動物)自身しかいない。
だから当事者に「変わろう」と思わせる(モチベーションを与える)ことが大事。


ボブ・ベイリー先生と
チキントレーニングについては話しか聞いたことがなかったのであまり興味はなかったのですが、今回のセミナーでキャンプのビデオを見てぜひ参加してみたくなりました!
でもアメリカまで行って参加することは難しいので日本でも行って欲しいなぁと思ったのですが、実はベイリー先生はセミナー等の講演活動は来年で辞めるとのこと・・・。
今回が日本での最後のセミナーだったそうです。
先生の最後のセミナーを聞くことができて良かったんですが、今後日本でのベイリー先生のチキントレーニングキャンプの可能性がなくなってしまったのは非常に残念です(>_<)

さすがに自分でニワトリを飼ってやってみることはできないので(^_^;)、ベイリー先生のキャンプでなくてもチキントレーニングのチャンスがあれば参加してみたいです♪

Home    新着情報    Dog Signal について    トレーニングシステム    料金 
 
プロフィール    おすすめ    問題行動を防ぐためには    リンク    お問合せ
 
copyright©2005 Dog Signal All rights reserved