パピートレーニングから
成犬の問題行動カウンセリングまで
木下美也子氏講演 ー不登校の子供と動物たちー
2010年12月3日にJ-HANBS主催 木下美也子さんの特別講演に参加してきました。

木下美也子氏は、アメリカ・ニューヨークにあるグリーンチムニーズで1997年から障害者乗馬や子どもたちの乗馬療法インストラクターとして働き、現在はグリーンチムニーズの教育指導部長として活躍されている日本人女性。

2時間半程度の短い講演でしたが、グリーンチムニーズで行われている動物介在療法や植物介在療法、環境セラピーなどについての貴重な話を聞くことができました。


会場となった赤坂の永楽倶楽部

【グリーンチムニーズについて】
グリーンチムニーズは、1947年にサミュエル・ロス氏によって開設されたAAT(Animal Assisted Therapy)で有名な情緒障害・学習障害などの子供のための長期療養型施設。
虐待などで心に傷を負った多くの子どもたちの治療と教育に、人と動物と自然のかかわりを積極的に取り入れてきたことで世界的に知られている。
現在そこで生活している子供、通ってくる子供は合わせて200人ほど。
虐待を受けた子供やアスペルガ―症候群の子供、日常生活が送れないほどの不安症を抱えた子供など、身体的障害よりも問題行動を持つ子供たちを中心に受け入れ、動物介在療法・植物介在療法・環境セラピーを用いて治療している。

施設内には学校、寮、幼稚園、ヘルスセンター、ファーム・野生動物のリハビリテーションセンターがあり、精神科医や小児科医、心理学者、看護婦、特殊教育専門教師、ソーシャルワーカー、動物の専門家、野外活動専門家など様々な専門家達が協力して子供たちの行動や情緒が安定し社会復帰できるように活動している。

グリーンチムニーズのHP→
http://www.greenchimneys.org/

【グリーンチムニーズの活動内容】
●動物介在療法 :乗馬療法(馬介在療法)、酪農動物・ペット・野生動物の世話、介助犬のトレーニングなど
●植物介在療法 :園芸療法、有機野菜の栽培など
●環境セラピー :ミリューセラピー(環境療法)など

【動物の役割】
 動物は・・・
  ・人間の心を開く扉
  ・人と人との架け橋
  ・前向きになる理由を与える
  ・安全とは何かを学ばせてくれる
  ・自分や他人、動物を傷つけることの重大性を学ばせてくれる
  ・命の大切さを学ばせてくれる

 動物がいると・・・
  ・人には話せなくても動物には話す
  ・人は信用しないが動物は信用する
  ・引きこもっていても動物の世話のために外に出る
  ・不登校でも動物のために行くようになる
  ・人によって虐待、または傷つけられた動物を見て、「傷つける行為」を考え自傷行為をしなくなる

 動物のためなら・・・
  ・世話についてなど大人に質問をするようになる
  ・質問をできる大人がいることによって大人を信用できるようになる
  ・動物のために読み書きをするようになる ※問題を抱えている子供の95%が学習障害
  ・散歩へ行くため朝起きるようになる
  ・勉強をするようになる
  ・自分と動物の安全を守るようになる

【グリーンチムニーズの理念:S.E.L.F】
Safety 安全な文化作り
Emotion 周りにいる人や動物のことを考える
Loss 心の傷は癒せる(治せる)もの
Future 将来への希望

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