パピートレーニングから
成犬の問題行動カウンセリングまで
 
ケイ・ローレンスのクリッカーワークショップ 【基礎】【応用】

栃木県の那須にあるAFC
2008年4月26日〜29日、AFC(アニマルファンシアーズクラブ)主催 
ケイ・ローレンス先生のクリッカーワークショップの「基礎」と「応用」にゼンと参加してきました!

ケイ・ローレンス先生は、世界でもトップクラスのクリッカートレーナー。
オビディエンス競技をはじめ、ファームでの牧羊犬のトレーニングやサーチ&レスキュー、ヒールワーク・トゥー・ミュージック、フリースタイルなど様々な分野を学んだトレーニングのエキスパート。
また、BBC2放送による「ケイのご意見」というレギュラーTVショーにも出演している。

ケイ先生と

【基礎】(4月26日・27日) 【応用】(4月28日・29日)
 ●クリッカートレーニングの捉え方
 ●強化子について
 ●キュー(合図)の付け方
 ●子犬を使ったデモンストレーション
 ●ターゲットスティック
 ●歩様(ペーシングとトロッティング)について
 ●“キャバレッティートレーニング”について
 ●パピークラスの目的・教えるべきこと
 ●競技用ヒールと散歩用ヒールの教え方
 ●“フレキシジリティ”について
 ●子犬の社会化について
 ●ヒールポジションの教え方
 ●“マイクロシェーピング”について
 ●行動の連鎖について
※“キャバレッティートレーニング” “フレキシジリティ” “マイクロシェーピング”は、ケイ先生独自のトレーニング法。
  
(キャバレッティー:歩様のトレーニング  フレキシジリティ:犬のストレッチ運動  マイクロシェーピング:筋肉の動きを見てシェーピングする)


ゼンを連れてワークショップに参加するのが初めてだったので、どんな様子になるのか予想がつかずドキドキでした。

初日緊張しながら参加したところ、「基礎」とは言えトレーニングレベルの高いワンちゃんたちがたくさん参加していたので、ついて行けるかかなり焦りました(^_^;)
でも、それぞれのレベルに合わせて教えてもらえたので、私もゼンも4日間楽しんで参加できました!
いろいろなレベルのワンちゃんたちと一緒に受講すると、それぞれの段階で教えるべきことや注意すべきことを学べるので、一石“何”鳥にもなって勉強になります(^-^)

【クリッカートレーニングの鍵】

クリッカートレーニングでは、何よりクリッカーを押す(鳴らす)タイミングがとても重要になります。
そのタイミングやクリッカートレーニングのポイントについて教えてもらいました。

「何をクリックするか?」と「いつ」クリックするかは同じことである。
どうして良いか分からない(=いつクリックして良いか分からない)場合は、クリックしない方が良い!
練習では音なしクリックで練習すると良い。
目標の行動(=結果)にクリックするのではなく、目標の行動をしているとき(過程)にクリックする。
飼い主の都合で教えたいことを決めるのではなく、犬が何をしたいのかを見極めて教えるべき。
クリッカートレーニングは問題行動を治すためには使わない!
→何かを止めさせるために使うのではなく、させたい行動を教えるために使う。
クリッカートレーニングはパズルゲーム。クリッカーを教えると犬の問題解決能力が高くなる!

犬にとって何が強化子になるか?
犬(動物)のトレーニングでは、何が強化子となってひとつひとつの行動に影響しているか理解することが大切です。
講義の中で、「強化子となるものを15コ挙げなさい」という課題を出されました。
これが意外と15コも思いつかず参加者みんな苦戦していましたが、あなたは15コ挙げられますか?(^ー^)
@Food(食べ物) AChase(追う) BSleep(睡眠)
CPlaying(遊ぶ) DChewing(噛む) EAir Search(空気中の臭気の追跡)
FCatching(捕える) GTugging(引っ張る) HStalking(ストーキング)
IDigging(掘る) JRetrieving(持来) KSwimming(泳ぐ)
LSocial Approval(社交的関わり)
 
例:目線を合わせる、褒めるなど
MFixed Action Pattern(先天的な行動)
 
例:ローリング、マーキング、マウンティングなど
NControlling Play(行動の管理)
 
例:お尻をつつく、足元を噛むなど
etc...
以上のようなことが強化子となり、知らず知らずのうちに止めさせようと思う行動をむしろ逆に「強化」してしまっていることが、日常生活にはたくさんあるんですよね〜。

パピートレーニングについて
このワークショップの数日前にたまたまAFCで子犬を保護したため、飛び入りで子犬ちゃんをデモにパピートレーニングについても教えてもらいました。
道端を歩いているところを保護された
咲ちゃん(推定5〜6週齢・♀・MIX?)


結構気の強い女の子でした(笑)
“社会化”とは刺激に対処する技術を身につけることであり、遊ばせることが社会化ではない。
20週齢までなら何でも吸収するため、いろいろな刺激を与えて神経系統を刺激しておく。
パピークラスでは“5感”(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を刺激するプログラムを考える。
子犬のうちに「興奮させて落ち着かせる」という練習をしておくべき。
子犬にグループ作業を教えるのがパピークラスの意義。

ワークショップの中で印象に残ったケリー先生の言葉をいくつか紹介します。
「クリッカートレーニングは犬に“学び方”を教える良いトレーニングである」
●「犬のリズムに合わせてトレーニングをする」
●「飼い主が教えたいことと犬が学ぶことは違う!」
●「競技用の練習では規定の3倍で練習する」
※例えば、2分間のフリースタイルなら6分間できるように練習しておく。
「トレーニングでは犬に選択肢を与え、飼い主に都合の良い行動を選ばせる」
●「1頭の犬をトレーニングするには、4人分の脳みそがいる!」
●「して欲しくない行動が何度も起きたら、必ず何かが強化している」


ケイ先生はハンドラーと犬の状態や関係をよく見ていて、観察力が鋭いなと思いました。
また、ワークショップ中参加者から出る疑問やなかなか直せない行動をどのように改善したら良いのかなどの質問に対して、その場で的確なアドバイスをされていました。
それぞれ何が問題で、それに対してどうすれば良いのかを、“理論的に”明確に理解しているんですね。
今年の3月に受けたボブ・ベイリー先生のセミナーでも感じましたが、「トレーニング」は統計をとって理論的に考える必要があって、ある意味理系的なセンスが必要なのだと痛感しました。
理系が大の苦手な私としてはつらいところですが、クリッカートレーニングではがっ、がんばって統計を取るようにしたいです・・・(^_^;)


参加者全員で記念撮影

(左)赤坂動物病院の千葉先生とうららちゃん
(真中)ケイ先生
(右)今回通訳をしていただいた山本央子さんと
   愛犬のサチコさん
   
※山本さんは「ヘンリー、人を癒す」の著書としても有名
(右から2番目)私とゼン

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