パピートレーニングから
成犬の問題行動カウンセリングまで
 
TAGティーチワークショップ
2008年9月10日にD.I.N.G.O主催 TAGティーチの代表者テレサ・マッキオンのワークショップに参加してきました。

テレサ・マッキオン女史はTAGteach Internationalの設立者の一人で、アメリカをはじめアイスランド、ノルウェイなどのヨーロッパ諸国においてTAGティーチングを指導している。
指導対象者はプロ・アマチュアのスポーツ選手、自閉症児、軍人、漁師、大学教授、会社経営者など多岐にわたる。
多くの記事を執筆したり、TAGティーチングの幅広い応用に関するセミナーを世界各国で行っている。
※TAGteach International のサイト→http://www.tagteach.com

会場となった渋谷の東宝ビル(別館)






TAGティーチングって何?
TAGティーチングの歴史
TAGティーチングの方法
TAGティーチングの応用:今していることに活かすには
エクササイズ
TAGティーチャー資格について

参加者全員に配られたクリッカー
(TAGティーチでは“TAGGER”と呼ぶ)

【TAGティーチとは?】
TAGとはTeaching with Acoustical Guidanceの略で、音響によるガイダンスを用いたトレーニング方法。
TAGティーチについては、去年8月のキャロリン・クラークのワークショップでも少し教えてもらったのですが、実はどういうものか良く分かっていませんでした(^_^;)が、今回よ〜く分かりました。

簡単に言うと、人間のクリッカートレーニング!

人に“クリッカートレーニング”と説明すると敬遠されてしまうため、“TAGteach”という名称をつけたそうです。
TAGティーチは、スポーツ界学校などの教育現場障害者のトレーニング補聴のトレーニングドッグトレーニング漁業関係などに活用されていて、10ヶ国で600人のTAGティーチャーがいるそうです。

TAGティーチではTeacher(教える側)だけがTAGGER(=クリッカー)を使って教えるのではなく、Learner(教わる側)もLearner同士でお互いにTAGGER(=クリッカー)を使って教え合います。
そのため、Teacherからただ指示を受けて練習するよりも面白く、学ぶ意欲が高まるそうです。
特に小さい子どもにスポーツなどを教えるときは、飽きずに集中して練習することができ目標の達成が早いそうです。

【TAGティーチの利点】
成功を的確に伝えることができる。
強化のポイントが伝えやすい。
言葉だと感情が入ってしまいマークがぶれるが、TAGだと正確で一貫性がある。
学ぶ側も教える側も楽しんで行える。
犬(動物)のクリッカートレーニングと違い、人に使っているためブリッジが必要ない。
間違ってTAG(=クリック)しても相手が人のため、「間違えた!」と伝えることができる。

【TAGポイント】
TAGポイントとはTAGGER(=クリッカー)を鳴らすポイント(タイミング)のこと。つまり、教えたいポイントのこと。
例えば体操の練習であれば、“足を床と平行に上げる”“膝を90度に曲げる”などのTAGポイントを設定する。

TAGティーチでは“TAGポイント”を伝えてからエクササイズを行います。
犬のトレーニングの場合は、言葉が通じないのでトレーナーは犬に“どの行動にクリックをしようとしているのか”を予め伝えることができませんが、TAGティーチの場合は相手が人なので、最初にTAGポイントを伝えてから練習を始めるそうです。

TAGポイントを設定し伝えることによって、
教える側は何を強化すれば目的の行動が達成できるかを考えるようになり、教えてもらう側はTAGポイントを意識しながら練習できるようになるとのこと。


TAGulator(タギュレーター)

今回作った
タギュレーター
TAGティーチではTAGulator(タギュレーター)という、TAGした回数をカウントする道具を使います。
タギュレーターは、1本の紐と10個のビーズとカラビナやナスカンなどの止め具を使って自分たちで作ります。
使い方は、タギュレーターをズボンのベルト部分などにつけ、ビーズが上下に動くようになっているのでTAGするごとにビーズをひとつ下におろす。
これによって簡単にTAG数を記録することができるんです!

タギュレーターでカウントすることで、データを取ることができ効果的に練習をすることができます。
ちなみに、犬のトレーニングの世界でも海外の先生はほとんど「トレーニングするときはきちんとデータを取りなさい!」と言います。
人でも動物でも、何かを学習させるときは「データを取ること」がとても大切なんですね。

キャロリン先生の
ワークショップで作った
タギュレーター

クリッカートレーニングは“言葉の通じない”動物に使うと良いもので、言葉が通じる人にはわざわざクリッカーを使う必要はないのでは?と思っていました。
が、実際に人にクリッカーを使ってさまざまなトレーニングをしているビデオを見て、その効果に驚きました。
一番印象的だったのは、靴紐がどうしても結べない学習障害を持っている少年が、1日15分程度のTAGティーチによって数日で結べるようになったビデオでした。
その男の子は学習障害を持っているにもかかわらず靴紐を結ぶ練習に集中していて、そしてとても楽しんでいました。
ビデオ以外にもTAGティーチで「タバコをやめることができた」という話もあり、動物のトレーニングよりも使い方のバリエーションが多くて面白いなと思いました。

また今回エクササイズとしてTAGティーチをトライしたのですが、教わる側が理解しやすいトレーニング法と言うよりは教える側の技術をあげるものだと感じました。
つまりTAGティーチで教えることによって、指導者のスキルが上がるのではないかと思います。

久しぶりに犬のトレーニング関係ではないセミナーに出て新鮮でした〜。
でも、参加している顔ぶれは犬関係の仲間が多かったですが・・・(^_^;)
また機会があれば、出てみたいです♪
テレサ先生と 参加者全員での記念撮影

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